Albert Valdman賞

もう一ヶ月以上前のことになりますが、昨年SSLA誌に掲載された論文(L1 influence on the acquisition order of English grammatical morphemes: A learner corpus study)がAlbert Valdman Awardという賞を受賞しました。これはその年にSSLA誌に掲載された中で最も優れた論文に贈られる賞で、今年で設立三年目になるようです。受賞の旨はこちらに掲載され、私達のコメントがつい先日ここここに掲載されました。

受賞コメントやこちらのブログ記事にも書きましたが、私がSLAを初めて面白いと思ったのは学部の授業でNatural Orderについて学んだ時ですので、そのトピックで初めてのジャーナル論文を書き、その論文がSSLAから賞を頂くことになるとは、話として出来過ぎです。本賞受賞時が研究者としての最盛期だったと言われないように今後も精進していきます。

ところでこの賞、outstandingな論文に贈られると聞いていますが、具体的にはどのように評価しているのでしょう。SSLA(を含むCUPの全てのジャーナル?)では昨年あたりからAltmetricという論文のインパクト評価の指標がジャーナルの公式サイトに表示されるようになりましたが、これを見てみると確かに当該論文の値は相対的に高いです 1。ただし内訳を見てみると、その多くがツイッターでの言及で、仮にこういった値が影響するのであれば、掲載後に積極的に宣伝することも重要になるのだろうか、などと考えました。

Notes:

  1. 理由の一端は受賞後にブログやツイッターで取り上げられたからですが、受賞前も割と高い値でした
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